九番札所 高壽山正覺寺

宗派  高野山真言宗
本尊  弘法大師
創建  724年頃
ご詠歌 ありがたや 阿字の一字を 唱ふれば 今日も聞こえる まんだらの声
応化身 施薬観音

岩に座り、右手を頬にあてているお姿が特徴。病人に薬を施すがごとく苦から救うことから、この名がつけられたといわれています。苦を抜き楽を与えることは観世音菩薩様の願いであり、それを具現したのが施薬観音であります。

○歴史・由来

当寺は、神亀年間(724~729)に行基上人により開山したと伝わる。本尊は行基上人作の聖観世音菩薩。他に行基上人作の不動明王、毘沙門天の秘仏があったが天正11年(1582)火災にかかり、一切を焼失した。その後は弘法大師の尊像を本尊として祀る。1600年ごろには陸路通行の際や、幕府の巡検上使が来る毎にその宿泊所となる。山内一豊が入国の際の宿泊所でもあった。明治四4(1871)廃仏毀釈の法難により廃寺となるが、再興を志し現在に至る。境内には平成の鈴・大師厄除堂がある。急こう配な本堂の屋根瓦と南側の丸石で組み上げられた石垣が登録有形文化財に指定されている。

○住職より一言 

恐れ入りますが、納経は10番「高照寺」でお願いします。

○アクセス

〒 781-6402
高知県安芸郡奈半利町乙 1718 番地 1
電話 0887-38-4462
大型バス   進入 不可
マイクロバス 進入 不可