十七番札所 無量壽山法通寺

宗派  真言宗御室派
本尊  阿弥陀如来
創建  717年
ご詠歌 南無大慈 大悲の恵み 観世音 利益はつきず 法の通い寺
応化身 衆宝観音

岩の上に座り、右手を地につけ左手を立てた左膝の上に置いているお姿が特徴。観音経に「もし数億人が宝を求め船旅中、嵐にあい人肉を食う鬼女が住む島にたどり着いたとしても、その中の一人が観世音菩薩の名を呼べばその島から逃れることができる」とある。宝は私たちの心の中の宝、つまり仏心を意味しています。

○歴史・由来

当山は養老元年(717)、開創された近郷(近くの村)きっての古刹である。当初は薬師如来を本尊として「薬王寺」と称した。文正2年(1467)に炎上、本尊は焼失を免れるも、一切の記録は焼失した。天正5年(1577)丸岡城主、有馬右兵衛佐藤原義通の外護(権力や財力を使って寺院を守ること)により伽藍(お堂や塔などの建築物の集まり)を再興。次の18番札所出石寺より行基作と伝わる阿弥陀如来を迎えて本尊とし、無量壽山来迎院法通寺と寺号を改めた。江戸時代、宇和島藩主伊達家の外護を受け、寺運大いに栄えた。近年、檀信徒会館「遍照閣」を建立し、境内に四国88ヵ所御砂踏霊場を開創して信仰を集めている。

○住職より一言 

法通寺は、四国最西端に位置します。日本一細長い佐田岬半島の付け根にございます。お寺からは海が見え、周りには柑橘畑があり、自然豊かな場所です。是非一度ご参拝ください。

○アクセス

〒 796-0311
愛媛県西宇和郡伊方町中浦甲 692
電話 0894-38-0423
大型バス   進入 可
マイクロバス 進入 可

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