十四番札所 高野山大善寺

宗派  高野山真言宗
本尊  弘法大師
創建  不詳
ご詠歌 観音の 大悲の力 はかりなく もらさで救う ありがたきかな
応化身 青頸観音

岩の上に右膝を立てて座り、左手は岩の上に懸けたお姿が特徴。インドの神々が不死の妙薬を求めていたところ、猛毒が発生した。これを見たシヴァ神が大悲の心でこの毒を飲んだため喉は青く焼けたとされており、この行為により観音様となったといわれています。

○歴史・由来

この地は元々須崎湾に突き出た岬であった。その岬には大きな二つの石があり、干潮時にはその石の間を人々は通っていたが、度々、波にさらわれる事故等が多発していた。宗祖弘法大師が42才の時、四国88ケ所の開創を願い、この地に立ち寄った時、その事を知り、二つの巨石の上にて亡者の供養と安全祈願をしたところ、以来そうした難は無くなったと伝わる。このことにより、二ッ石大師と称される。昔は寺の登り口近くまで浪荒く打ち寄せていた処であつたが、長年打ち寄せる波の力で磯となり丘になり、さらに昭和の初めには、防潮堤ができ、2つの巨岩も地中深く埋没されたと史実に残されており、いつしか伝説のように扱われていたが、2022年、この岩が埋まっているという言い伝えのある「大師堂」前を発掘すると、巨石が顔を見せ名所となっている。

○住職より一言 

佛さまの心のように!私たちは、もともと鬼のような人間ではなく佛さまです。佛さまになる素質がありますので、菩提心の真言を唱えたら佛さまの種から芽が出てきます。少しでも近づきたいですね。

○アクセス
〒 785-0009
高知県須崎市西町 1-2-1
電話 0889-42-0800
大型バス   進入 可
マイクロバス 進入 可